British millerainという生地

おはようございます。
宮変です。

今日は朝からの投稿🌞

GW前半はなかなかの荒れっぷりだったので
この晴天は嬉しいですね😁

ただし、
平日ではあるのでお休みではない方も
多いようですが・・・

GWの後半の天気が回復してくれることを祈って・・・
あ、
私が祈ると雨になってしまうので
祈りませんw


さて。
本日は先日入荷した異色の存在


FREEWHEELERS
#2221003
-GREAT LAKES GMT. MFG. CO.-
"FIELD CRUISER"
JACKET

について
お話ししたいと思います。

ご存じの方もいるかもしれませんが、
こちらのジャケットは他のものとは一味違います。

そこは何か。。。

「生地」です。

コットンではあるのですが
ワックスドコットンを使用しているのです。

ワックスドコットンの歴史は15世紀まで遡ります。

最初は水夫が、帆の動きや耐久性を良くするためにオイルを染み込ませたことに始まり、
のちに作業服などに応用され改良が重ねられてきた生地になります。

そんなワックスドコットンの魅力はなんと言っても機能性。
耐久性だけでなく、防水性や保温性を兼ね備えたとても機能的な素材なんです。

ただし、そんな生地の特性から
非常に特殊な製法であるため、独自の生地を生産しているのは
世界でもほんの一握りだといいます。



今回FREEWHEELERSで仕様しているのは
1880年、ミラー家によりイギリスのハリファックス、ヨークシャーに設立された
老舗生地ブランドの「ブリティッシュ・ミラレーン社」です。

ミラレーン社は、
従来の英国の伝統的なオイルドコットンがコットン生地にオイルを塗りこみ、
表面に層をつくることで防水性や防寒性をたかめていることに着目しました。
この製法で作ると、定期的に汚れをおとし、新しいオイルを塗るメンテナンスが必要になってしまうのです。

そこでミラレーン社は、現代的にブラッシュアップをおこない、
表面だけでなくしみ込ませた素材を開発しました。

従来のワックスドコットンとは違い、
ワックスが気にならないほどの質感でありながら、撥水性と防水性を兼ね備えたものを発表しました。

これが今回用いている生地になります。


なんとも歴史の深い、
それでいて素晴らしい生地です。


この、ヨーロッパの伝統とも言えそうな生地を
アメカジ的に解釈し直して取り入れてしまうのですから、
ほんと、FREEWHEELERSさんには驚かされます。


なんとく、見たことのある形ではないでしょうか。。。

そうです。
どことなく、フライトジャケットの名作
「L-2」に似ているのです!

もう、この辺りで個人的にはやられていますが・・・

このフライトジャケットと、ヨーロッパの伝統的な生地を用いて
現代のアウトドアにも通用してしまうような物を作ってしまう。。。

感動です。


着るためには若干の癖があります。

そのまま着ると、車のシートや他のものに
ワックスが付いてしまいます。

手で触っても若干のベトつきが・・・

しかし!
その油分が徐々に抜けてきた時、
ワックスドコットンならではの経年変化が出てくると
他の生地では味わえないような
なんとも言えない趣に変わってくるのです。

ネットなどで
Babourのオイルドジャケットの経年変化を見てみてください。

あの雰囲気が
この形、色、ディテールで味わえるんです!


これは
マニアな人には堪えられない仕様です!!


気になる方はぜひ、店頭でご確認くださ😁


それではまた。

Facebookコメント